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起業の本を読むより大事なこと。自分のケーススタディーをつくるための【シンプルでわかりやすい事業計画書つくり方・5つのルール】


14年前の起業当初の私に教えたいことを伝えたい

起業当初、ビジネスについて何一つ知らなかった私ですが、今では、周りの方々のおかげで実践と理論の両面を織り交ぜながら、日々学ばせて頂き、こうして14年目もビジネスを継続することが出来ています。(深く感謝。)

そこで、私がビジネスを立ち上げ、継続してきた上で得た学びが、これから起業される方や起業初期の方で、アイデアをどうビジネスにしていくのか、その仕方・やり方がわからない、事業計画書のつくり方がわからないという課題を抱えた方々のお役に少しでも立てるのではないか、だとすれば自分が四苦八苦した過去のノートを公開したり、経験談やノウハウなどをまとめた「私のケーススタディーを参考にして頂けるのではないか」と考え、執筆させて頂いております。

ということで....

この5回シリーズでは、私が起業時に知っておきたかった!!事業計画書のつくり方(簡易バージョンですが重要なポイントを要所要所押さえています)をご紹介する企画となっています。

冒頭で申し上げました通り、これから起業する方と起業初期の方向けの企画となっていますので、本来の事業計画書はもっと細かく詳細を盛り込む必要があるのですが、起業初期の私がそんなことをしていたかというと、正直やってませんし、知りませんでした。

ただ、今では新事業を立ち上げる際には、必ずこのシンプルだけど、重要な要所要所を押さえた簡易バージョンの事業計画書は作成しています、また、作成しないとめちゃくちゃ不安wです。

起業し、ビジネスをやっていたら必ず迷います。悩みます。失敗します。そして、自分とは何者か、何がしたいのか常に問われ続け、苦しみます。

たぶんそれは、楽しい、嬉しいよりも多いかもしれない。

迷い、悩み、苦しみ、結果がでないと誰でも落ち込み、自信がなくなり、このままでいいのかという漠然とした不安が押し迫っています。

だから、自分のために、自分が何のために起業し、なぜビジネスをやっているのか?を明確に知ることが最も重要だと思っています。

それではこれより、皆さまと一緒に見失ってはならない自分(自社)の基準軸・核を見つけていきたいと思いますので、どうぞお付き合い下さい。

さて、先ずは、その基準軸・核を明確にするために、ここではルール❶の学びを共有させて頂きたいと思います。

そして、この5回シリーズの最終的なゴールは事業計画書をつくることですので、ルール❶から❺まで、共に四苦八苦、切磋琢磨していきましょう。

大丈夫!きっと出来ます。やれる!

 

ルール❶Mission・Vision・Valueを決める

 

Mission・Vision・Valueは私がビジネスをやっていく上で、会社や事業の方向性やチームメイトの採用など何かしら決断する必要がある時、これでいいのかと行き詰まったり、迷っている時に、必ず戻れる基準軸・核になっています。

それぞれの意味を私なりに説明すると…

Mission:自分達の存在意義、使命感

Vision:将来こうなっていたいという明確なイメージ・青写真

Value:自社の価値観

例えば、私の場合は...

■ Mission:関わる人達が望むライフスタイル・生き方が過ごせる環境をつくることで、1人1人を笑顔にすること

■ Vision:誰もが「働く・暮らす・寛ぎの拠点」を幾つか持ち、それらを自由に行き来している未来の私達の姿をつくること

■ Value:仁とチャレンジ

こんな感じです。

ざっくりと意味やイメージを捉えて頂いたら、お次は...これらをどうやって決めていくのか。見つけ出していくのかですが.....

ズバリ!アウトプットです。見つけ出すためには、これしかありません。

ルール❶を見つけ出すには、これからご紹介する3つのステップで進めてみて下さいね!

 

第1ステップ アウトプットの連想ゲーム

アウトプットをする際には、過去の自分の経験とそのときの考えや想い、自分が好きなことや嫌いなことなどを振り返ってみると見えてくると思います。

そして、その作業をする際に最適な手法として、私はマインドマップという手法を活用していますのでご紹介します。

視覚から捉えると、マインドマップはこのようなイメージ画像になっていて、連想ゲームみたいなものだと思って頂いていいかと思います。


マインドマップとは?

マインドマップ:アイデア、イメージや思考を見える化し、整理するための手法

メリット:思考が整理される、物事の優先順位や手順をつけることができる

使用用途:アイデア出し(ブレインストーミング)、頭の中の整理

このマインドマップを活用して、せっせと、何度も書き出し、連想するものやリンクするものを繋げていくアウトプットを繰り返すことで、ぼんやりと見えてくるものがあり、それを見つけるのが第1ステップです。(ファイト!)

好きなことがわからない人は、嫌いなことから書き出してみるのも手です。(私は「好き」がわからず「嫌い」から書き出すとスラスラ出てきましたw)

また「なぜ?これが好きor嫌いなの?」「なぜ?こう考えているの?」という「なぜ?」という自問自答を繰り返すのももう一つの手です。

大事なことは、出来るだけ具体的にアウトプットすることです!

 

第2ステップ 書き出したアウトプットの本質を捉え、まとめる

そこから見えてきたものをまとめる作業が、第2ステップです。

作業としては、本質(っぽいもの)が似ているものがあるので、それらをひとまとめにしていきます。

下記は、実際に私がアウトプットしたノートです。(かなりのブラッシュアップした後なので、綺麗にまとまっているように見えると思いますが、四苦八苦していましたw)


起業,創業,マインドマップ,作り方,コワーキングスペース,東京,factoria

ノートの左側をご覧頂けるとお分かりかもしれませんが、右側の「嫌なこと」から逆説として導き出したのが「やりたいこと・好きなこと」で、その本質が似ていそうなもの同志をまとめていきました。

こうして見てみると、なんだかまとまり感が出てきたと思いませんか?

 

第3ステップ 自分の本質を受け手にわかりやすく伝える

最後の第3ステップは、本質となるものが見つかったら、それをMission・Vision・Valueに仕上げていく作業です。

コツは、受け手にとってわかりやすい言葉を使うということです。

だって、言葉は自分の頭の中で考えていることを自分以外の人に伝えるツールでしょ。

私は「人は一人では何も出来ない、微力な存在」「自分には不得意な部分の方が得意な部分よりたくさんあって、完璧ではない。だから、周りの力添えが必要」だと思っていて。

そうすると、自分の頭の中だけで納得や理解しているだけでなく、人に伝わるわかりやすい言葉で発信するって大事なことかなと思っています。

完璧な言葉でなくてもいいから、自分以外の人が聞いたら伝わるか?どう思うか?ということを着想点に、その人になって考えてみるといいんじゃないかと思っています。

 

最後に筆者よりお礼

ということで、長文にお付き合い下さりありがとうございました。

ぜひ、ご感想頂きたいので、書いてもいいよという方はinfo@factoriajp.comまで、ご一報をよろしくお願い致します。

それでは。

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