本日7月26日は、西荻窪のシェアオフィス、コワーキングスペースを運営するHAM株式会社の会社設立記念日であり、13期目の決算完了日でもありました。（注：シェアオフィス、コワーキングスペース事業は、開業6年目）
13期目の決算にあたり、今年も、税理士チームと定例ミーティングをしました。 ミーティングのテーマは、ざっくりと下記の2つ。
決算申告について（前期の経営状況）
前期の経営状況を踏まえた、今期と中長期の事業計画について
このミーティングの2つのテーマを踏まえての表題の問いである「小さな会社や一人社長でも、税理士は必要？」に対する、私の結論は、既にお分かりかと思いますが、「小さな会社や一人社長でも税理士は必要！」です。 では、どうして私は必要だと思っているのか？について、事例も踏まえながら綴っていきます。
小さな会社や一人社長でも、税理士が必要だと思う3つの理由
いつでも気軽に、税務相談ができる（日本政策金融公庫総合研究所2019年データからも税務・法律関連の相談制度の充実が求められています）
社会状況や市場を知ることができる（仕事柄、多業種の財務状況を知っています）
CFO的な役割を担ってもらえる
個人的には、特に、CFO的な役割を担ってもらえることに、一番の価値を感じています。
というのも、経営者でありプレイヤーでもある場合（小さな会社の経営者や一人社長は当てはまりますね！）は、経営者である自分一人で、経営全てを出来るわけではありません。当然ながら、人間ですから、得意不得意は必ずありますよね？
そして、ファイナンスやアカウンティングは、専門性も高く、それを仕事にしてきた人以外では、ざっくりと学ぶことはできても、ファイナンスやアカウンティングの全てを網羅し、且つ細部までを漏れなく熟知しているかとなると、なかなか難しいのが現実です。 ファイナンスやアカウンティングに関する最低限の知識は、会社経営をする上では必須ですが、ざっくりでいいと、私は考えています。
そのざっくりとした知識を補強増強するために、税理士の存在は必要不可欠。
また、役割分担ができることで、経営者は事業を伸ばすことに集中、特化することができます。そして、常に最新の経営状況を把握することもできます。
税理士がいて良かったと思った弊社の事例
弊社でお世話になっている税理士からのサポートは手厚く、例えば、ビジネスマッチング、弁護士や社労士の紹介など多岐に渡るのですが、一番心強く有難いサポートだったのは、事業拡大のための融資先の金融機関を紹介してもらえたことです。 税理士から、弊社管轄の金融機関に、決算2期分の書類を事前送付して頂き、融資相談可の承諾を得た金融機関に融資相談のアポを入れて、後日面談という流れでした。
こういった融資や資金調達に強い税理士がいると、経営者としても心強いなと思いました。
税理士とは、顧問契約？それとも決算時だけの依頼はできる？
税理士がいた方がいいんだろうけど、会社設立時から、顧問契約をするのは資金面でも難しいし、税理士との相性が合うかなどもわからないと思うので、その場合は、まずは決算時だけ税理士に依頼する方法をお勧めします。
まずはそこから関係性を深めていって、資金面に余裕が出てきたり、相性が合うなと思った段階で、顧問契約を検討すればいいのかなと思います。
なので、税理士を探す際には、最終的に顧問契約をすることを踏まえて、決算時だけも可、顧問契約も可な税理士を探し、選ぶことをお勧めします。 では、そんな税理士をどうやって探せば良いのか？
自分に合う税理士の探し方
私の経験上、一番良かったなと思った探し方は、友人経営者からの紹介です。 私の場合、会社設立時にお世話になった税理士も、現在お世話になっている税理士も友人経営者からの紹介でした。
ちなみに、税理士を変えた理由は、最初の税理士は、会社設立時のビジネスパートナーから紹介された税理士だったので、ビジネスパートナーとの契約解消に伴い、税理士も変えたいと思ったのが理由です。
現在の税理士は、ちょうど税理士変更について悩んでいた時に、別の友人経営者から紹介され、一度会ってみたら、相性が良くて、その場で契約を即決しました。
今では、心から頼れる弊社のCFO的存在として、ファイナンスやアカウンティングを担って頂いています。税理士はもちろん、チームの皆さんの人柄も明るく、おおらかで穏やか、そして、意見をはっきりと持っているので、とても頼りにしています。
いつでも気軽に、税務相談から経営相談までできるので、税理士は必要！
以上が、私が考える『小さな会社や一人社長でも、税理士は必要！』に関する私見でした。