ポルトガル政府にアテンドいただき、スタートアップ、エコシステムを学ぶためにポルトガル4都市(ポルト、コインブラ、ブラガ、リスボン)へ行ってきました。
旅を終えてのハイライトは、下記の3つ。
20-40代もいたけど、50-60代のおっちゃんスタートアップもかなり多かった(みんな年齢なんて気にぜず、イケイケ)
ポルトガル人独特の対人関係
国レベルでの手厚いスタートアップ支援
その中でも「ポルトガル人独特の対人関係」は、特に不思議に映りました。
理由は「ポルトガルでは、知人友人同士を紹介し合わない」から。 ただし、ポルトガルから海外へ出たポルトガル人曰く、海外へ出たポルトガル人は異なり、紹介し合うのだそう。
そんな対人関係が起因するのか、スタートアップやエコシステムの誰もが「Networking、Connectionの重要性」について力強く説いていたのが印象的でした。
沢山の方々からプレゼンを受けた際に「Networking、Connection、もちろん大事だよね」と同感でしたが、なぜそこまで強く説いているのかがわかりませんでした。
ですが、ポルトガルのスタートアップ業界を牽引するインキュベーター主催のスタートアップイベントに参加し、ポルトガル人ばかりの中に身を置いてみて、ああ納得と。腹落ちしました。
「ポルトガルでは、知人友人同士を紹介し合わないから、NetworkやConnectionの重要性が説かれていたのか!」と。
また、「国レベルでのスタートアップ支援」の背景には、ポルトガルは、元々EU諸国と比べて、研究開発支出が少額で、労働力スキルも不十分だったことにより、2000年に入り経済成長率は低迷していたよう。 そこに、2008年の世界金融危機、2011年の銀行危機が加わり、2012,2013年には失業率16%、20-24歳の若者に限っては失業率は約40%まで膨れ上がったようです。
それを解決する手段として、スタートアップの支援を国レベルで行っているとのことで、大規模でハイスペックな施設が設立されたり、インキューベーターや投資家、VCそれぞれが国との連携を密に、強化している印象を受けました。
また、スタートアップ、エコシステムのどちらのプレゼンにも雇用数が強調されていたのも印象に残っています。
ポルトガル4都市(ポルト→ブラガ→コインブラ→リスボン)のスタートアップやエコシステムを巡り、沢山の方々から学ばせてもらった今回、本当に貴重な体験をさせてもらえたことに感謝しています。
五感を振る回転し続けた1週間は、非常に疲れましたが、エキサイティングな日々でした。
ポルトガル、治安も良い、人もいい、風景は美しく、ご飯も美味しいので、旅行先としてもお勧めです。
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